Parental Love

ウザさとかそういうのがまだやっぱり強いけど

そう言う所、可愛いのかなって思えるかも



Parental Love



「明日は、朝何時起き?一番最初の仕事は?」

「…」

「その後に何があるの?」

「…」


みやが矢継ぎ早に色々と聞いてくる

これが自分のスケジュール確認なら、他のメンバーにも見習って欲しいと、言えるんだけど

絶対にコレだけは真似して欲しく無い


…だって、コレみやのスケジュールじゃなくて私のだから


仮にみやが自分に自信が無くて、私に確認して来るなら

熱心だねーって思って、感心するんだけど

何で自分のを確認せずに私のなんだろう?と疑問にしか思えない


「もーキャプテンちゃんと答えてよ!!」

「あっ、あぁーごめん…」

「もー、しっかりしてよぉー」


いや、何で私謝ったんだろう?

別に私、なんにも悪い事してないし…

そう思うと、少しムカついて来る


「もう、キャプテンそんな顔してないで早く答えてって!!」

「いやっ、まず理由を聞かせてよ」

「何が?」

「何で私のスケジュール確認するのさ…教えても何かしてくれる訳じゃないしさ」


そうなのだ

別にスケジュールを教えても構わない

だけど、それを知りたい理由とか目的とかが分からない

そこまで私の生活を把握して何になるんだ?って思う


「えっ、キャプテンの事だから」

「いやいや…」

「近くに居れなくても、何してるか分かれば安心出来るじゃん」


当然の様にそんな事を言って

何でそんな事も分かってないの?とでも言わんばかりの表情で私を見る

その表情はまるで私も同じ事を思っているだろうと言っていて

でも、本当は何にも考えてないんだろうなって私の直感が言ってる


「…一個、良い?」

「うん、何?」

「みや、自分のスケジュールは?」

「えっとねー…」


携帯を開いたり、手帳を開いたりしてバタバタと目の前で慌て始める

私は少しだけ待ってあげようと思って

腕組みをして、みやが口を開くのを待つんだけど

いっこうに落ち着かないみたいで、ため息が出て来る


「ちょっ、キャプテン待って、あのちゃんと分かってるんだよ、ちゃんと」

「もう良い…みやは明日は朝は雑誌で夕方ラジオ」

「…キャプテン?」

「自分のも分からないのに、私の教えられません」


私のスケジュールを覚えてもらっても、みやの仕事に支障をきたしたら

キャプテンとして、スタッフさんに頭が上がらない

と言うか、自分のくらいちゃんと覚えてよ!!って暗に言ってみてるだけなんだけど


「キャプテン、やっぱりみやの事好きだったんだね」

「はぁ?」

「だって、みやのスケジュール覚えてくれてるじゃん」

「はぁ?て言うか皆のちゃんと把握してるし」

「みや、感激した!!だから、みやにもキャプテンの教えて?」


首を傾げて、大きな瞳をいつもの何倍もキラキラと輝かせて

そんな事されたら、他の皆ならその可愛さにキュンとするんだろうけど

私はそれに負けない、って言うかぶっちゃけもう慣れた

毎度そんな事をしたら良いと思ってるみやは本気でバカで学習能力がないと思う


「ねーキャプテ〜ン」

「もうっ!!今直ぐ自分のスケジュールメモする!!そしたら教えてあげるから…」


私がそう言うと大急ぎでペンを取り出し手帳にメモし始める

その姿はおねだりする為にいい子にする子どもみたいで

正直、それは可愛いと思えて、笑ってしまう


「はいっ、書けた!!」

「見せて…よしっ、じゃあ明日ちゃんと仕事行くんだよ」

「うん!!で、キャプテンの…」


恐る恐ると言った感じで私を見て来るみやの表情はやっぱり何か笑える程可愛くて

アハハって笑った後に、少し背伸びをして頭を撫でた


「あとでメールする」

「ホント?」

「うん、ちゃんとする」

「やったー」


ワーイとはしゃぐみやの姿はやっぱり子どもみたいで

好かれていると言うよりも、お母さんになった様な気分で

素直に甘えて来られるのは、くすぐったくて

私はもう一回、みやの頭を撫でてあげた