佐紀は桃子と手を繋ぎ、駅までの道を歩いていた
毅然とした態度の佐紀に比べ、桃子は少し俯き加減
「ねぇ、佐紀ちゃん」
「何?」
「バレてないかな?」
桃子が先ほどから気に居ているのは自分の下半身
スカートの中に何も身につけていない事を気にしていた
佐紀はそんな桃子を気にせず、嬉しそうに桃子の手を引き、歩き続ける
桃子はそんな佐紀に逆らえず、仕方なしに歩く
「桃が、あんなに濡らさなければ履けたのに」
「だってぇ、仕方ないじゃん」
「今度、新しいの買ってあげますから下着くらい」
「えっ、じゃあピンクのが良い!!フリフリでねぇ…」
桃子は佐紀の言葉に喜びを見せ、上機嫌になる
佐紀は少し安心したようで、桃子の歩調に合わせて歩く事にする
「また、写真撮らせてね」
「良いよぉ、佐紀ちゃんだもん」
佐紀は前々から桃子の写真を撮りたがる
それも下着姿や、際どいものを
趣味とは言いがたいものではあるが、二人ともそれを楽しんでいた
「あと、駅に着いたら一回やろう」
「えっ?」
「何だか、桃が可愛くて僕したくなっちゃった」
平然とした態度で佐紀はそう言う事を言う
桃子はそれよりも佐紀に『可愛い』と言われた事にビックリする
佐紀は曲折した形でしか愛を現さないタイプで、桃子は何度かそれに困った事がある
しかし、それでも佐紀がそんな事をするのは桃子にだけで
桃子はそれが嬉しかった
「仕様が無いなぁー桃も佐紀ちゃんとしたいし、良いよ」
桃子は気を良くしたまま、スキップをしそうになる
が、自分の状態を思い出し、直ぐにそれは止めた
* * * * *
駅に着くと佐紀は直ぐさま共用トイレへ桃子を引っ張る
桃子も嬉しそうにそれに着いて行き、ルンルンと言った様子だ
「桃、スカート上げて」
「はぁーい」
桃子が壁に向かって寄りかかる様にして佐紀に背中を向ける
そして、素直にスカートを捲り上げると佐紀はしゃがみ、そこへ顔を埋めた
「下着無いから楽だね」
「そんな事言ったって、佐紀ちゃんに見られるからいっつも可愛いの付けてるんだよ」
「知ってますよ、桃そう言う所好きですから」
佐紀が話すと息がかかり、桃子はそれだけでも体が反応してしまう
さっきの熱がまだ抜けていないのか、愛液が溢れ始める
佐紀はそれをぺろり、ぺろりとゆっくり舐め上げる
桃子はそれに嬌声をあげる
「もう、佐紀ちゃんっ…あっ、もっと」
佐紀は鼻をそこに擦り付けながら、舌を動かす
チロチロと動くそれに合わせて桃子は体を上下させる
佐紀はそんな桃子の体が離れない様に太ももを強く持つ
「いやっ…あぁん…佐紀、ちゃんっ」
「なぁに、桃?」
「もっ、欲しい、よぉ…」
桃子がそう言うと佐紀は舐めるのを止めて立ち上がる
ズボンをおろし、桃子の腰に自分のものを宛てがう
一気に奥まで押し込み、直ぐに抜き取るのを何度か繰り返す
「あっ、もうだめぇ…あんっ…」
「あー、ヤバいよ桃…」
「えっ?」
「ゴムしてない」
佐紀は桃子にそんな事を言いながらも、腰を動かし続ける
その動きに桃子は自らも腰を動かす
「あぁっ、もっ佐紀ちゃん出して…」
「分かった…」
「あっ…はぁん、あぁぁっ…」
* * * * *
「桃、大丈夫?」
「うん、ありがとう…」
佐紀はグッタリなってしまった桃子に手を貸す
桃子はその手に引き上げられて立ち上がると、ふらついて佐紀に抱きつく
しっかりと桃子を支える佐紀は、桃子のスカートを叩き、しわを伸ばす
「落ち着いたら言って」
「本当にもう大丈夫だよぉー」
「ホントですか?」
佐紀が桃子を気遣い、そう声を掛けると桃子は優しく微笑む
佐紀はまだ心配そうな表情をしているが彼女は本当に心配は要らないよと微笑む
「帰ろう、ねっ?」
「うん、でも桃だけの体じゃないんだよ」
「分かってる…だって、桃の全部は佐紀ちゃんのものだよ」
「よろしい」
佐紀は表情を変え、ニヒルに笑う
桃子は良かったと言う様に佐紀の腕をとり、しっかりと立った
「帰りますか」
「うんっ!!」
二人はまた手を繋ぎ個室から出て行った
「桃、これ使って」
「ありがと」
電車の中、桃子が座ると佐紀はブレザーを脱ぎ桃子の足にかける
彼女の心配を少しでも減らそうとする
佐紀は少し困った嗜好を持ってはいるが、基本は優しさのある性格だ
桃子は佐紀のそんな所にも惹かれていた
「桃、佐紀ちゃんの恋人で良かったって本当に思うんだ」
「そうですか?」
「うん…100人居たら99人が佐紀ちゃんの事可笑しいって言ってもね、桃はそう思わないよ」
桃子は足にかけられた佐紀のブレザーの上でギュッと手を握っている
それを見ながら、静かに話し続ける
「そんな所も含めて佐紀ちゃんでね、桃は好きになったの」
「僕も、桃の事好きですよ」
佐紀は桃子の言葉に少し笑い、しかし真剣に話し続ける
桃子は視線を佐紀に移し、彼の話を聞く
「桃の顔も、声も、体も、性格も…僕好み過ぎて」
「えー、それって体目当てって事?」
「違います、桃と言う前提があってこそです」
佐紀は桃子と目を合わせ、小さく頷く
桃子は満足そうに佐紀の手に自分の手を重ねる
「桃たち相思相愛だねー」
「ですね…」
佐紀が頷くと桃子はコテンと佐紀の肩に頭を乗せた