Fell in LOVE with a girl

その瞳を見つめた瞬間魔法にかかってしまう

それは君しか見えなくなる魔法


要するに“LOVE”なわけだ


 

Fell in LOVE with a girl


 

そりゃ、ウチと舞美はずっと一緒に居る訳で

幼馴染とは違うけど、もうずっと一緒に居る

それは戦友でもあり、親友でもある


だけど、いつからか少しだけ違う感覚も混ざっている様な気がする

それはウチの勘違いかも知れないけど


今日も舞美は皆をまとめようともしていなけど、皆が周りに集まって来ている

舞ちゃんはまるでお姉ちゃんに甘える妹の様に

千聖はそんな舞ちゃんに引っ付いていて

なっきぃはそんな舞美を支える様に寄り添って

愛理はフワフワっと一緒に居るのは、栞菜が居ない寂しさを紛らわせる為だろうか?


ウチはそんな輪に入れずに、傍から皆を観察している

舞美がそういう風に皆の中心にいるのは慣れた

それなのに、どうしてもモヤモヤとしてしまうのは、ウチの隣に舞美が居ないから


ウチは結構、我儘だ

年下の子たちと一緒に居るから、我慢が強いられるけど

だけど、一番欲しいものは傍に置いておきたいって思う


皆にはバレない様に、一人でちょっと沈んでみたりしてみる

それは気付かれたく無いんだけど、気付いて欲しい

矛盾がつもりに積もって、ため息が出る

ヤバい、皆に振り向かれると思ったけれど、聞こえていなかったみたい


…だけど、違った

舞美だけは心配そうにウチを見る

ある意味作戦成功みたいな感じだけど、どうも無性に情けなく思う


アハハと頼りなく笑って、舞美を見る

舞美も似た様な感じで笑い返してくれるんだけど、どこか格好良い

ウチはそんな舞美が好きで仕方ないなぁ、なんて思ったり

二人見つめ合って、目だけで会話

うちはそんな瞬間が好きで仕方ない


深い黒に染まった舞美の瞳がウチを写している

ウチだけが舞美を独占している幸せ

それは何にも変え様の無い感覚で、ウチが恋に落ちていると感じる


そんなウチを冷静に見てみようと思うんだけど

それでも舞い上がっているから、上手くは行かない

もう一度小さく頼り無さげに笑う


あぁ、恋をしている

一番近くに居られない時でもそれだけで嬉しくて、それだけで満足


願わくば、もう少しだけ君の瞳を

願わくば、いつの日か君の心を


そう思いながら、ウチは今日も恋に落ちて行く