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世界には知らない事だらけ

だから一つずつ知って行ける事、あなたの隣で

そんな些細な事が少し嬉しかったりする


* * * * *


「でさー、千奈美が…やばい、思い出しただけでウケる!!」

「えっ、何があったの?ねー、何、何?」

「だからぁ、千奈美がね…アーハッハッ!!」


ソファーに二人で腰掛けて、今日あったどうでも良い様な話をする

みやの学校の友達の話に、私が今日してしまった少しだけドジな話


いつからか忘れたけれど、毎日晩ご飯を食べた後はどっちかの部屋に行ってこうやって過ごす様になった

ただ、話すだけ話して、いつの間にか朝になっている

いつ眠りに落ちて、どんな夢を見たかも覚えていない


幼馴染だけど、他の幼馴染とはちょっと違う

私にとってみやは一番で、すっごく大事な存在

恋とか愛とかじゃなくって、本当に大事な存在


…だと、思う

だって、私は恋に落ちる瞬間なんて知らないから

だから、みやとの関係は上手く言葉にすることができない


「あー、面白い…涙出て来た」

「むー、梨沙子はぜーんぜん、面白くないー」

「ごめんごめん、って梨沙子目周り擦った?もう眠い?」

「うー、少し…」


確かにさっきから何回か欠伸を飲み込んだし、眠たさを消す為に目周りを擦った

みやはそう言うところ気付いてくれる

いつもそうで、どうやって気付いてくれてるのか分からない

それでもずっと、今日までずっとみやはそうだった


「じゃー、今日はもう寝ようか」

「えー、まだ起きてる」

「そんな、明日も遅刻ギリギリになっちゃうじゃん」


そう言われると凄く困る…

まだまだみやと一緒に居たいけど、今度目を瞑ってしまったら確実に寝てしまう自信もある

いっつもこうやって悩んでしまう


「ほーらっ、梨沙子明日もあるんだからさ、今日はもう寝よ?」

「うーん…」


返事が出来ないのは迷ってるからでもあって、半分は夢の世界に入ってしまってるから

目もちゃんと開けられなくなって、みやに少し凭れかかる体勢


「もー…今日はウチに泊まって良いから」

「んー…あり、がとぉ…」


私は知らない間に眠りに落ちていた

いつ寝てしまったのか、今日もまたいつもと一緒


この続きだって、目が覚めれば

いつもと変わらない様な明日だと思うけど、そんな続きが楽しみで

私はいつのまにか眠っているんだろうなって思った